抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ろ紙ホルダの中に1cm間隔に5枚のろ紙を装着して含じん空気を吸引し,それぞれのろ紙の質量および透過光の減少率を測定し,微粒子に対する捕集状態を実験的に検討した.試料は主として線香の煙で,ほかにカーボンブラック,灯油の煙,炭酸カルシウムなどである.またろ紙はワットマンNo41で有効径30mmである.その結果線香のようなろ紙をよく通過する粒子に対する捕集効率は,ろ紙を直列においてそれぞれのろ紙の捕集質量,または光の透過率変化によって求めることができる.その質量捕集効率は50%程度であろことがわかった.また光の透過率測定の際の光電流測定回路についても述べている.