抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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イヌの小腸を広範囲に切除して吸収不良状態をつくり,切除前および切除1か月後の腸間膜静脈血,小腸および大腸粘膜内のセロトニンとヒスタミンを測定し次の結果を得た.(1)小腸切除犬のセロトニンは,腸間膜静脈血および小腸粘膜では変動はないが,大腸粘膜では減少が有意に認められた.(2)小腸切除犬のヒスタミンは腸間膜静脈血では,1/3切除では有意の上昇があるが,2/3切除では変動がなかった.小膜粘膜では1/3,2/3切除とも有意の変動なく,大腸粘膜でも1/3切除では変動がないが,2/3切除では有意の減少があった.(3)セロトニンとヒスタミンの相関は,正常犬および小腸切除犬腸間膜静脈血中では有意でなく,小腸粘膜でも正常犬では有意ではないが,小腸切除犬で有意であった.小腸切除犬の大腸粘膜では有意の相関はなかった:参20