抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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一次電子エネルギー1-14GeVの範囲にわたり,電子シャワー事象に対する多重板スパーク箱のレスポンスを調べた。使用した多重板スパーク箱J-nはすでにデータを発表したJ-1に対して全体のrad・lengthと枚数が変更されている。J-llは10mmの間げきで110×110mmの正方形の11枚の板から成り.99.5%ネオンとO.5%アルゴンの混合気体を圧力800mmHg満したステンレス容器に収めている。最初の上側3枚と最後の1枚は3.3mmのA1(O.3rad・length》,他の7枚は3.3mmのW〔lrad・length)である。10個の間げきは並列的に接続され.同一の充電キャバシターから高圧が供給されている。電子シャワーと核相互作用の弁別を議論しフォトメトリックに測定したシャワー映像の輝度と一次電子エネルギーとの関係を与えた。1GeV以上の電子検出器として使用した場合.次のような特徴をもっている。並列の高圧供給の使用は異った間げきのシャワー映像の間に相関があり.事象の同定と各電子事象のエネルギ測定に対し有効なパラメータを与える。記録された事象のスパーク分布の視覚的分析により,宇宙線東中の電子存在の比率の相対的割合を弁別できる。電子シャワーは個々に同定でき,約1GeV以上では電子シャワーのエネルギー測定は各間げきのスパーク輝度分布の分析から可能である。個々の電子シャワーに対するエネルギー測定の標準誤差は1-6GeVに対して約40%である(関整じ);写図10表2参8