抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
99mTcは半減期6時間で140KeVの純度のよい軟γ線を出すので長い間トレーサとして使用されてきた.普通核分裂物質である99Moから得られている(100mc当り50弗程度).検出法及び放射線量の面から非常にすぐれていて普通TcO
4として よう素イオンと同じような人体に対する作用及び取扱がなされる.甲状腺,唾液腺,胃などに集中する性質がある.BBB(blood brain barrier)をほとんど越えないため,甲状腺及び脳のスキャンニングが可能である.10mc程度までなら余り大きな線量にならないので迅速な測定を行うことができる.計数率を幾分犠性にすると分解能をあげることもできる131Iの1/1000程度の線量で充分な効果をあげうる.又化学処理によって生物学的制約条件を有利にできることもその特徴の一つである一般にスキャンニングの最適化で問題になるのは物理的条件と,生物学的条件をどの様にして妥協させるかで,ここには99mTcを中心にその対策を解説している.先づスキャンニングの一般的性質(核種の取り込み,局所化,線量,γ線の強さ,コリメーション,記録の取り方,分析手法等について甲状線,脳及び肝臓等のスキャンニングを例にとって写真,装置及び特性図等をあげて最適化の内容を説明している;図7参11(安都間 明)