抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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マイコトキシン類のカイコ幼虫に対する経口毒性を調べるため,γ-パイロン化合物の1つであるこうじ酸を4齢起蚕時以後に経口投与して追究.投与こうじ酸濃度は0,0.125,0.250,0.500,1.000%の5区とし,各区10頭に連続給与.その結果,こうじ酸0.25%で1頭,0.5%で2頭,1.0%で5頭の3眠カイコが出現.こうじ酸の濃度が高まるにつれて幼虫の成育が遅れた.ついでこうじ酸1%添加の飼料を作り,4齢起蚕を何日間給与すると3眠カイコが出現するのかを調べたところ,4齢起蚕以後少なくとも連続3日間食下させると,4眠交雑種から3眠カイコが出現することが明らかになった.この結果,こうじ酸がカイコ幼虫の内分泌器官,特にアラタ体に作用し,アラタ体ホルモンの分泌に影響を及ぼすことが示唆された:参2