抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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肪吸収能の劣る未熟児に対して,バターより吸収のよい植物油置換乳を用い,脂肪摂取状態を血しょう脂質の分析.さらにたんぱくリパーゼ活性について検討した.脂肪含有率18%粉乳(摂取脂肪量4.4g/kg)から28%粉乳(7.1g/kg)へ変更した時の血しょう脂質の変化をガスクロマトグラフィーにより分析すると,遊離型コレステリンの増加と,粉乳の組成を反映して,リノール酸の増加と,パルミチン酸,パルミトオレイン酸の低下がみられ,食飼性脂肪血曲線は,平胆でピークが不明であった.また,血しょうリパーゼ活性は成人と差がなかった.以上から未熟児では血中の脂肪処理能力は十分に発達しているが,脂肪の吸収が少しずつ長時間にわたって行なわれ,その結果食飼性脂肪曲線のピークは判然としないものと思われる:参41