抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ぎ酸水溶液と過酸化水素の混合物はγ線により連鎖的に分解してCO
2を発生する。同様な反応が過酸化水素を過硫酸に変えたときにも起こる。本報ではこの系の濃度,pH,線量率の影響ならびに中間酸化生成物について調べた。照射は
60Coのγ線を用い25°Cで12~14mlのパイレックスアンプルに入れた試料を2.5~0.01×10
20eV/l.minの線量率で行ない,各成分の変化を紫外吸収ならびにVan Slykeミクロガス分析によって調べた。熱反応の補正は行なったが一般に放射線反応の数%以下であった。連鎖反応は次式にしたがって進行する。SO
4-+HCOOH=HSO
4-+HCOO,HCOO+S
2O
8==HSO
4-+CO
2+SO
4-,G(CO
2)はぎ酸濃度の増加,線量率の減少につれて増加する。ぎ酸,過硫酸の一定濃度ではG(CO
2)はpH1.5から5.1の範囲で増加し,5.1から7で急減,9から11で再び急減する。G(CO
2)は最高680に達した。モノ過硫酸(カロー酸)と過酸化水素の添加は反応を複雑なものとする;図4表1参12(武久)