抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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計算機共同利用方式における基本的な処理方式の一つである優先権を持つラウンドロビン方式のトラヒック特性について解析を行なった。待ち行列モデルはつぎのとおりである。ポアソン生起,指数分布保留時間の〓種類の優先権を持つ呼(ジョブ)が存在する。優先権iの呼は1回の処理で高々量子(quantum)と呼ばれる一定時間q
iだけ処理される。q
i内に終了しないときはふたたび同一優先権の待ち行列の後尾にもどる。各量子処理に際し,処理装置への出し入れに準備時間を必要とする。準備時間は一般分布とする。高い優先権の呼の到着により処理中の呼はその処理を妨げられない。すなわち優先権の高い呼は,進行中の量子処理終了後はじめて処理を受けられる。解析により,平衡状態における任意の優先権の呼の系内数分布,平均待ち時間,ある一定の保留時間を要求する呼の平均待ち時間を求め,数値計算例をも示した;写図6参6