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J-GLOBAL ID：201602019766348971   整理番号：74A0288453

ナトリウム型テニオライトの水による膨潤

著者 (3件)： 北島くに夫 (信州大・工) ,  杉森健一郎 (信州大・工) ,  大門信利 (信州大・工)
資料名： 日本化学会誌  (化学と工業化学)
号： 10  ページ： 1885-1892  発行年： 1973年 
JST資料番号： F0226B  ISSN： 0369-4577  CODEN： NKAKB8  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： Na-taemiolite〔NaMg₂Li(Si₄O₁₀)F₂〕(I)を合成し,その水による膨潤過程と機構をX線回折,DTA,TGなどで検討。Iは水を層間に取り入れ,4段階で膨潤しその(001)面間隔は不連続に広がった。Iの最大加水型は二水層型であり,空気中では一水層型が安定。層間結合水は100°Cで容易に脱水し,一水層型のIの空気中における脱水反応の活性化エネルギーは約15kcal/molであった。Iの膨潤性の起因は層間の結合の弱さより,むしろ層間のNa⁺イオンの水和特性によるものと考察した;写図10表2参33

シソーラス用語： X線回折 ,  フィロけい酸塩鉱物 ,  示差熱分析 ,  地球化学的収支 ,  熱重量分析 ,  膨潤
準シソーラス用語： taeniolite

引用文献 (32件)：

• 1)S. B. Hendricks, Amer. Mineral., 23, 259(1938)
• 2)久保輝一郎, 内田清, 工化, 73, 16(1970),
• 3) a) R. A. Hatch, R. A. Humphrey, W. Eitel, J. E. Cemeforo, Bureau of Mines, Report of lnvestigations, 5337(1957) b) R. A. Hatch, 日特公告 昭35-6874
• 4) ASTMカード 15256.
• 5) 仁田勇, X線結晶学(上), 丸善(1959) p. 442.

タイトルに関連する用語 (4件)： ナトリウム ,  テニオライト ,  水 ,  膨潤