抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近距離における核力の研究の現状を,日本における研究に立脚しながらまとめた。特に,最近発展した高エネルギー核子核子散乱(入射エネルギー400MeV以上)の解析によって,中心部の核力がどこまで明らかにされよかについて書く。400MeV以上の核子核子散乱の解析では,実験から中心部の核力で散乱された散乱波について知識を取り出すのに,特有の困難がいくつかあって,それを克服するために発展させられre理論的考察と解析方法をまず総括し,次いで400MeV~3GeVにおける解析結果を,散乱波の位相のずれおよび吸収係数の形で紺介し,この結果から導かれる中心部の核力についての特長(心の存在,強いスピン軌道力,2次のスピン軌道力吸収の形など)を討論。最後に10GeV以上の散乱の現象論的解析の結果を概括し,それは3GeVまでの解析結果とは質的に違っていること,両者をつなぐ3~10GeVの散乱位相のずれは未知であり,今後の問題であることを指摘(著者);写図10 表7 参95