抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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凍結障害を受けた細胞は,まず色素体の拡散が起り,ついで細胞が膨張し,さらに細胞は萎縮し,色は退色.凍結保存におけるアサクサノリ葉体の生存能力は,仮根・栄養細胞部が果胞子のう部より強い耐凍性を示し,また放出後の中性胞子は果胞子や糸状体より多く生き残つた.-20°C以上の温度で凍結保存した葉体細胞は-70~-75°Cの場合より生存率が高く,凍結の冷却速度が速いと凍死細胞が多くなる.-18~20°C大で凍結保存したとき,海水中で凍結した葉体は30日後にはほとんど死んだが,半乾燥のものは4ケ月後でも大部分が生き残った.また凍結前の水分含有量が40~60%の葉体で生存細胞が多かった.グルコースを添加した海水に浸して半乾燥状態で凍結した葉体は生存率がやや高かった.