抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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サリチルアミド(I)とフェナセチン(II)をある比率で併用すると意外な催眠作用を示す.各薬物の生体内分布や代謝について検討し催眠作用との関連性を求めるために実験を行なった.IとIIを1:3,2:2および3:1の比で用いて,その吸収,分布,代謝について試験した結果,3:1と2:2の比ではIの血中濃度は低く脳中濃度は高い.1:3では1の血中濃度は低く,脳中濃度は高い.そして1の代謝は,併用時IIの量が多い時に少し抑制されるが,その他の量比では有意差はない.吸収については単独使用の場合と著しい差はない.併用による催眠作用については,これらの血中および脳中の分布の差が両者の量の比によって影響されるからであろうと推察される:参8