抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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卵巣静止ウシ(黒毛和種,経産ウシ)に油性ならびに水溶性のHCG(250~3,000IU)を筋肉内あるいは静脈内注射し,排卵誘起効果を検討した.その結果,HCG注射後5~7日までに排卵を誘起し得る最小有効量は500~750IUで,500~3,000IUの範囲での排卵率は64~83%でHCGの剤型,用量,注射法の違いによる差違は認められなかった.排卵誘起時期はその後形成された黄体の形状から処置後2~3日であると推測された.処置後7日以内の無排卵ウシで15日までに排卵したものは33%であった.HCG注射後2回目の排卵は注射条件による差違はなく,全体で84%にみられ,処置後2回目排卵までの日数は平均14.5日で誘起排卵後形成された黄体の寿命が全般に短かかった.誘起排卵率,2回目排卵の発現率はともに分べん後61日以降のものは60日以内のと比べ高い傾向があった.発情徴候は処置後7日以内の誘起排卵時に7.2%に,8~15日の間の排卵時には57.9%,2回目排卵時には73.1%に認められた:参32