抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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核燃料の使用増加により,再処理施設の安全性はますます重要となってきた。その危険性は,多量の放散性核分裂生成物(FP)の放出および使用化学剤の高反応エネルギーにある。本報では,これまでに得られたアメリカ国内の経験と開発をベースに,施設の敷地選定,認可から,設計,建設,操業,保守の各段階における安全性を考察する。まず,事故の考え得る原因として,火災,爆発,臨界を対象としその内容を考える。そしてFP放出の防護方式として使われる封込めの考え方を国内施設を実例に示す。つぎに工程(特に湿式処理法)の概略,それに基ずく設計,排気系およびその業務,液体,固体廃棄物の処理管理法を説明する。特に貯蔵タンク,貯蔵庫についてはいろいろの施設の様式が具体的に示される。操業と保守の面では,一般化学工業との差異を挙げ,器機の信頼性,単純性が重要であることを強調する。特に放射性汚染の除染方法が考察される。さらに操業訓練,安全マニュアル,モニタリング手続き,保守管理技術の各項に言及する;写図5参39