抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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昭和30年以降の日本の景気循環をみてみると,昭和32-33年,37年,40年と3度にわたる景気後退の基本的性格は,そのすべてが在庫調整に伴う景気後退であったし,底入れ後の景気回復は早期かつ大幅であるのが常であった。しかし,戦後25年たった日本経済は,ようやく中期的な成長屈折の局面に接近し,従来の景気循環のパタ-ンは,かなりの変容をとげると著者は主張する。中期的な成長屈折要因の成熟しつつある現在の条件下では,その回復がかってのような高度成長に結びつく見通しはなく,10%を下まわる成長路線へと鈍化してゆくであろう