抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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サルでの実験的赤痢感染に経口投与,盲腸内注入はこころみられてきたが実験上の欠点,困難さを伴うため今回は肛門投与を行なった.サルを大量,中量,少量菌投与群に分け麻酔下でカテーテルでS.flexneri2a浮遊液を肛門から注入.幾匹かについて感染後殺して組織の損害菌の存在を観察.り病率,平均潜伏期間は大量群で9/10,0.7日,中量群で7/10,2日,小量群で2/10,7日.便の状態と菌の検査も行なった.肛門投与による方法は大量投与群ではきわめて短い潜伏期と高いり病率を示すこと,中量群で大量の経口投与と同じであること,経口投与ではみられない少量でも2/10のり病率であること,感染初期部位への菌量がわかること,簡単で安全であるなどの利点を有する:参12