抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
著者らはスウェーデンのスカニァ北西部,Kullen半島にあるKullen山付近の2つの湖の湖成層から採取したコアから,5m間隔で分析試料をえらび出し,それら試料の土質と花粉構成の変化,N,Na,K,Mg.Ca,Fe.Mnなどの化学分析,
14C年代測定などを行なった。これらの結果を基にすると,晩氷期の湖成層は,湖自体の状態の変化よりも湖周辺の植生の変化や侵食状態により大きく影響されていることがわかる。晩氷期における無機物の減少は安定した腐植土層の発達に関係し,有機物の量は有機物の生産量の変化によるというよりは,むしろ土層の侵食状態の変化により多く関係している;写図1参21