抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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L-グルタミン酸塩(I)は大脳皮質に刺激的に作用し,その際神経細胞膜の脱分極を起す。すなわち始めはNa
+の流入とK
+の流出を起し,その後K
+の流入と細胞内液の増加をきたす。γ-アミノ酪酸(II)は皮質のノイロンを抑制するが,Cl
-の透過性の増加による分極化が見られる。IIは細胞内に蓄積されるが細胞外でのみ抑制的に働く。脳内の酸素の多くを消費するこのIとIIの脳内での最も重要な機能は,ふつうの脳内たんぱく質の代謝ではなく,シナプス結合部の神経末端から放出され,他のノイロンにIが刺激的に,IIが抑制的に働く神径伝達因子としてであろう;写図7参97