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J-GLOBAL ID：201602020812508278   整理番号：72A0090184

低合金鋼溶接熱影響部の応力除去焼鈍割れの研究 I SR割れの特徴および発生条件の検討

著者 (2件)： 伊藤慶典 (住友金属工業・中央技研) ,  中西むつ夫 (住友金属工業・中央技研)
資料名： 溶接学会誌  (Journal of the Japan Welding Society)
巻： 40  号： 12  ページ： 1261-1266  発行年： 1971年 
JST資料番号： G0090A  ISSN： 0021-4787  CODEN： YOGAA   資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： HT80鋼および1Cr-0.5Mo-V.Nb,Ti鋼などの低合金鋼溶接熱影響部相粒域に発生するSR割れの特徴,発生条件などについて検討。SR割れは溶接熱影響部粗粒域に発生する粒界割れで,溶着金属,熱影響部細粒域,母材部には発生しない。この割れは溶接後500°C以上で焼鈍することにより発生し,とくに600°C近傍で著しく発生する。SR割れ発生には焼鈍条件,残留応力,応力集中が極めて重要な働をし,いづれの条件が欠けても割れは発生しない。また,焼鈍中に生じる時効組織変化もSR割れ発生に影響を及ぼし,とくに2次硬化析出はSR割れ発生を助長する傾向を示す;写図12表3参7

シソーラス用語： 応力集中 ,  応力除去 ,  合金鋼 ,  時効 ,  焼なまし ,  析出硬化 ,  溶接熱影響部 ,  溶接部
準シソーラス用語： きれつ

引用文献 (7件)：

• 1) J.D. Murray : Stress-relief cracking in carbon and low alloy steels, British Welding Joural, Vol. 14, No. 8 (1967), 447
• 2) J.J. Debarbadillo, A.W. Pense and R.D. Stoat: The creep-rupture Properties of pressure vessel steels-Prt II, Welding Journal, Vol. 46, No. 8 (1967) 366s
• 3) 内木,山崎,真子,岡杉:応力除去焼鈍割れに関する研究(1報),溶接学会誌, Vol. 33, No. 9 (1969), 710
• 4) 内木,岡林,粂;応力除去焼鈍割れに関する研究(2報),溶接学会誌, Vol. 33. No. 9 (1969), 718
• 5) 内木,岡林:応力除去焼鈍割れに関する研究(3報),溶接学会誌, Vol. 39. No. 10 (1970). 1057

タイトルに関連する用語 (5件)： 低合金鋼 ,  溶接熱影響部 ,  応力除去焼鈍 ,  研究 ,  SR割れ