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J-GLOBAL ID:201602020829267452   整理番号:72A0406773

重合油の構造と栄養価 VIII 使用揚げ油中の有毒グリセリドダイマーの存在

著者 (3件):
資料名:
巻: 21  号:ページ: 73-78  発行年: 1972年 
JST資料番号: G0238A  ISSN: 0513-398X  CODEN: YKGKAM  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN) 
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著者らはさきに,熱酸化重合油をけい酸カラムクロマトグラフィーを用いて分別し,エチルエーテルで溶出されるIII-C区分にその有毒成分が濃縮されることを見い出し,本成分は水酸基,カルボニル基,エポキシド基を含むグリセリドダイマーであることを認めその構造を推定した.本報では市販食品を揚げ油中の有毒成分を調べ,次の結果を得た.採取した試料油中,油あげを揚げたなたね油は1.5%,さつまあげを揚げた大豆油は0.6%とそれぞれ有毒成分を含んでいたが,ほかは0.3%以下であった.動物試験では有毒成分の含量と動物の体重減少は比例した.揚げ油を投与したラットの肝臓にいくぶん壊死その他の病理的変化津が認められた:参3
引用文献 (3件):
  • 1) 大藤, 金田, 油化学, 21, 13 (1972)
  • 2) 大藤, 金田, 油化学, 17, 69 (1968)
  • 3) S. Homrowski, J. Nutr. and Dietetics, 6, 22 (1969)
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