抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
著者らはさきに,熱酸化重合油をけい酸カラムクロマトグラフィーを用いて分別し,エチルエーテルで溶出されるIII-C区分にその有毒成分が濃縮されることを見い出し,本成分は水酸基,カルボニル基,エポキシド基を含むグリセリドダイマーであることを認めその構造を推定した.本報では市販食品を揚げ油中の有毒成分を調べ,次の結果を得た.採取した試料油中,油あげを揚げたなたね油は1.5%,さつまあげを揚げた大豆油は0.6%とそれぞれ有毒成分を含んでいたが,ほかは0.3%以下であった.動物試験では有毒成分の含量と動物の体重減少は比例した.揚げ油を投与したラットの肝臓にいくぶん壊死その他の病理的変化津が認められた:参3