抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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放射性核種の体内負荷と環境汚染のレベルを関連させる代射のモデルをテストするのに食物摂取量は必要なパラメータの一つであるとの観点からこの研究所(Lawrence Lab)と他の研究所の協力により食品のサーベイと以前には得られなかった市場調査のデータを集め総括した。これらの結果は米国の幼児の出生から2年目までの毎月の平均的な乳製品の摂取量を評価するのに用いられた。牛乳の摂取量は食欲,成長率,体のサイズ,固型食の消費など子供間の変動と,日変動のような個体内の変動とがあるが,大きな集団での平均摂取日量の標準偏差は約25%であった。市場調査のデータは幼児に与えられるミルクの年令的,あるいは年代的傾向をはっきりとさせた。米国の幼児の最初の一年間の平均一日のミネラルのミルクからの摂取量はCaは826mg,Pは660mg,Naは386mg,Kは948mgであることがわかった。同時に固型食物については6ケ月令で1日当り129mgであるが18ケ月令では554gとなることもわかった。ニューヨーク市で生れた幼児について
90Srの摂取の計算を発表。それによると最初の一年間にこの地区では
90Srの幼児への摂取は6651±1682pCiで813pCiかミルクによる寄与であり,次の一年には5059±718pCiが摂取されていることになる。この全Ca,全
90Sr摂取は以前に別の食品仮定によって評価されたものよりはより低い値を示している(松岡理)