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J-GLOBAL ID:201602020865032208   整理番号:63A0212131

納豆菌による粘質物の生成(II)粘質物生成条件の検討(2)

著者 (1件):
資料名:
巻: 37  号:ページ: 346-350  発行年: 1963年 
JST資料番号: F0231A  ISSN: 0002-1407  CODEN: NNKKAA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
発行国: 日本 (JPN) 
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糸引納豆より分離した納豆菌を用い,粘質物生成条件について検討した.40°Cで静置培養したのら,菌体を遠心分離(1400r.p.m.,30分)し,上澄液について全N,ペプチドN,グルクミン酸,糖を定量し,また白金耳を培養物にふれ直ちに上方に引いて糸を引く長さで糸引き度金測定した.グルコース濃度と粘質物生成との関係は,糸引きが見られるのはグルコース2.5%以上の場合で,グルコースとグルタミン酸の急速な消費に伴ってペプチドNの増加(9日目で最高49.1mg%)と糸引度の増加が見られた.糖の種類についてはシュクロースが最も良好で,ケトヘキソースを含栓多糖類が生成し,糸引き期間の延長と安定化が見られた.ビタミン類についてはビオチン(1~10γ)のみを必要とし,他のビタミン類は無関係であった.培養温度は40°Cが最も良い.以上より大豆は蛋白質や糖の,質や量において粘質物生成に好適である事が判った.
引用文献 (9件):
  • (1) 藤井久雄:本誌, 36, 1000 (1962).
  • (2) M. Bovarnick: J, Biol. Chem., 145, 415 (1942).
  • (3) R. J. Block, E. L. Durrum, G. Zweig: “A Manual of Paper Chromatography and Paper Electrophoresis”, 1958, p. 92.
  • (4) G. Klein: “Handbuch der Pflanzenanalyse”, II, 1932, p. 786.
  • (5) S. M. Partridge: Nature, 164, 443(1949).
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