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J-GLOBAL ID:201602020969414790   整理番号:65A0236318

α-フェニルエチルアゾメタンの熱分解反応機構 二段階反応の証明

The mechanism of the thermal decomposition of ocphenylethylazomethane A twostep reaction.
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巻: 87  号: 12  ページ: 2628-2635  発行年: 1965年 
JST資料番号: C0251A  ISSN: 0021-8561  CODEN: JAFCAU  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA) 
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α-フェニルエチルアゾメタン(IIIa),α-フェニルエチル-α-d-アゾメタン(IIIb),α-フェニルエチルアゾメタン-d3(IIIc)を用いて,これらの160°Cにおける自発熱分解反応の機構を研究した.(IIIb,c)の合成経路を次に示す.〓 (III)をジフェニルエーテル-ベンゾキノン溶液中160°Cに加熱すると窒素ガスを発生し,一次の速度式に従って分解した.Dによる同位体効果はkIIIa/kIIIb=1.13,kIIIa/kIIIc=0.97であった.ヒドロキノンが副生したがトルヒドロキノンは認められなかった.(III)をn-ヘキサデカン中で熱分解すると0.65モルのメタンと0.26モルのクメンを生成した.これからアゾメチルの91%以上の収支が明確になったがα-フェニルメチル基の74%は溶媒への攻撃多量化を起して確認できなかった.(IIIa)の反応中生成したメタンについて13C同位体効果を追跡したがk12/k13=1.0068±0.0006で律速段階における予想値1.02~1.04より非常に少なかった.以上の事実から反応はa)〓 ・N2CH3 b)・N2CH3→N2+・CH3の二段階反応でa)が律速段階であってCH3-N2の切断b)は律速段階ではないことが証明された.アゾビスフェニルエタンなどの場合には二つのC-N結合が同時に切れる一段階反応であるが(III)の場合にはα-フェニルエチルラジカルとメチルラジカルの共鳴安定化エネルギーに25Kcal/moleの大差があるため二段階反応になると説明された;表5参37(速水 醇一)
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