抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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CCl
4投与による脂肪肝の発現に対する副交感神経の関与の可能性についてラットを用いて検討した.CCl
4によって生ずる遊離脂肪酸の放出と肝の脂肪蓄積はアトロピンの前処理により高い値を示す.一方,エセリン,S-6(1-メチルー5-クロルーインドリンメトプロミド)とCCl
4とを併せ投与すると遊離脂肪酸の放出および肝の脂肪蓄積は低下した.CCl
4を投与したラットの迷走神経を切断すると遊離脂肪酸の放出は強く現われたが,トリグリセリドの蓄積は変化しない.副交感神経のしゃ断により遊離脂肪酸の放出が増大され,その興奮により抑制されることが明らかである.したがって副交感神経は交感神経ときっ抗的に働いていることが明らかとなった:参7