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J-GLOBAL ID:201602021081545701   整理番号:65A0269839

リグニンに関する研究-各種広葉樹木粉のアルカリ・ニトロベンゼン酸化

著者 (1件):
資料名:
号: 34  ページ: 54-56  発行年: 1965年 
JST資料番号: F0498A  ISSN: 0049-7916  資料種別: 逐次刊行物 (A)
発行国: 日本 (JPN) 
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我国の各種広葉樹17種ヒリッピン材2種の木粉の,ニトロベンゼン酸化によって生ずるシリングアルデヒド(S)とバニリン(V)の量比をガスクロマトグラフ法で検討.Hibberの報告のS:V=3~4に比し,3~0.5の分散が見られる.広葉樹としてリグニン含量が大きい樹種はおおむねS:Vが小,すなわちバニリンの生成量大の傾向が見られる.ヤマザクラ,モモ,ウメでは,パラオキシベンズアルデヒドの生成量が前二者に多く,後者に少ない.すなわち類縁樹種間でもリグニン構成の差が大きいこと示している.他にグアヤコール,ピロガロール-1.3-ジメチルエーテルが容易検出される.材径40cmのヤマザクラ横断面について,心材中央より辺材に至るまでの数か所の試片の定性では,著しい差はない.

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