抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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雌イヌにエマホルムを食飼に混じ,キノホルム量で52mg/kg/dayを5日間,同じく72mgを5日間,90mgを18日間投与したが無症状であったので117mgに漸増した所,36日目に後肢の脱力,失調性歩行を示し,発症後も同量投与を続けるうちに漸次重篤となり,末期には食欲不振のため全身のヤセが目立ち,四肢の腱反射は明らかなこう進を示した.195日目に瀉血剖検した結果,現在までの実験例と比して特にGoll束に脂肪か粒の出現がみられ,視神経系に変化がみられた.この結果現在までの実験でヒトの慢性スモン例のすべての病理所見が揃ったことになる.また内臓系とくに肝,じん臓にキノホルムの長期投与によると思われる中毒性変化が著明であり,モノホルムの神経毒性は長期投与により加速度的に増大するものと思われる:参4