抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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70年9月,リビアによって口火を切られ半年にわたった石油戦争において,日本は石油の重要な消費国でありながら当事者とはなれず,結局犠牲者となった。その背景と原因を展望。見落とされていた原因は,最近の石油需給バランスの変化,産油国および石油輸出国機構(OPEC)の政治的成長.世界商品としての石油の特性に対する認識不足など。原価公示価格が上がったことに対し,日本は原油の自主開発.消費国の発言権が確保できる国際商品協定を結ぶなどの策を講じ始めている;表1