抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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塩化メチレン,クロロホルムあるいは四塩化炭素を溶媒とし,1.4-cis-ポリブタジエンと各種含塩素化合物(五塩化リン,塩化スルフリル,N.N-ジクロル-n-ブチルアミン)との反応を熱およびγ線の照射によって行なった。五塩化リン,塩化スルフリルとの反応では,二重結合への塩素付加反応のほかに,溶媒の種類に無関係に橋かけ反応が起こり,ゲル状物が得られた。一方,N,N-ジクロル-n-ブチルアミンとの反応においては,いずれも橋かけ反応は起こらなかった。しかし,四塩化炭素中で生成したポリマーはゴム状で,重量増加はわずかしか認められなかったのに対し,塩化メチレンあるいはクロロホルムを用いた場合には,ポリマーは白色粉末状で,その重量は2.4倍になった。この白色粉末状ポリマーはポリブタジエンの二重結合に塩素が100%付加したものであることがわかった。また,反応時間の経過につれて,メチレンプロトンも塩素化されることがわかった(原報)