抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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実験データを5基準。すなわち(1)土壌中に水溶性の形で与えられ小ポット試験では全土壌。また圃場試験あるいはライシメータでは表層6~7inのもの。(2)与えた元素量が植物成長を大幅に変化させないもの。(3)元素の土中施用後6か月以内に収穫せる植物を分析せるもの。(4)土中濃度は乾土基準。(5)植物体中濃度は地上部の全乾物重量基準。にて整理し,各種放射性元素が植物体中にはその土中における濃度の数桁多いか少いかであることを明らかにした。植物中に最も容易に吸収される元素は,アルカリ金属 ハロゲン化物,あるいは必須要素にて,土中で可溶性ないし植物体中での代謝機能をもつ元素の同位体である。若干植物組織中に築積するものはアルカリ土類,いおう族,微量要素,SrおよびCaなどである。最も吸収されない元素は,土中にて全く不溶性であった。多くの核分裂生成物は植物根にとくに集積する。植物体へのγ線照射量はもっぱらβ線照射量と同じく土壌に由来するらしい。β線の場合,ある稙の植物組織中に高度に築積されうる幾つかの元素に由来するβ線照射量は除外している。土中における放射性核種の移動に果す植物の役割は,かなり長期間にわたる場合をのぞいては一般に小さい;表1参97(西村 日出彦)