抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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放射線の全身照射に対して肝は比較的抵抗性があると一般に考えられているが,また病的変化を呈するという考えもある。しかしその変化を病理組織学的に捉えた研究は少い。34匹のウサギに1200R,6匹のイヌに600RのX線全身照射を行い,肝実質に分布する神経構造の変化を経時的に追跡した。照射後1hですでに病的変化がみられ,次第に変化の程度は拡大増強されて破壊に至るものである。一方かなりの数の神経細胞では刺戟状態にあることが全期間を通じて認められた。これらの知見から放射線障害には肝の末梢神経の変化が関与しうること,およびその代償性機能亢進もあづかり得ることが考えられる;写4参20(中村 彌)