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J-GLOBAL ID：201602200229462195   整理番号：16A0299949

モルフィンは腫瘍血管新生を促進し乳癌進行を亢進する

Morphine Promotes Tumor Angiogenesis and Increases Breast Cancer Progression

著者 (8件)： BIMONTE Sabrina (IRCCS, Naples, ITA) ,  BARBIERI Antonio (IRCCS, Naples, ITA) ,  REA Domenica (IRCCS, Naples, ITA) ,  PALMA Giuseppe (IRCCS, Naples, ITA) ,  LUCIANO Antonio (IRCCS, Naples, ITA) ,  CUOMO Arturo (IRCCS, Naples, ITA) ,  ARRA Claudio (IRCCS, Naples, ITA) ,  IZZO Francesco (IRCCS, Naples, ITA)
資料名： BioMed Research International (Web)  (BioMed Research International (Web))
巻： 2015  号： Pathology  ページ： 161508 (WEB ONLY)  発行年： 2015年 
JST資料番号： U7008A  ISSN： 2314-6133  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： モルフィンは癌患者の苦痛を和らげるために用いられる強力な鎮痛剤と考えられている。いくつかのin vitroおよびin vivo研究はまたモルフィンが血管形成を調節し,腫瘍細胞増殖を調節することを明らかにしている。残念ながら,これら研究で得られた結果は依然として矛盾している。癌細胞増殖および血管新生におけるモルフィンの役割をさらに分析するため,ER陰性ヒト乳癌細胞MDA.MB231細胞におけるin vitro実験と,ヒトトリプルネガティブ乳癌TNBC異所移植マウスモデルによるin vivo実験を行なった。モルフィンはin vitroでは,MDA.MB231細胞の増殖を増強し,アポトーシスを阻害した。TNBC異種移植マウスモデルによるin vivo実験では,モルフィン投与マウスの腫瘍サイズは他群で観察されたものよりも大きいことが明らかになった。また,モルフィンは血管新生を増強した。これらデータは,臨床的に適切な用量のモルフィンは血管新生を促進し,乳癌進行を亢進することを示唆する。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 腫瘍細胞 ,  培養細胞 ,  in vitro実験 ,  *乳房腫瘍 ,  腫瘍移植 ,  マウス ,  病態モデル ,  in vivo実験 ,  腫瘍浸潤 ,  血管新生 ,  *麻薬性鎮痛薬 ,  副作用 ,  CD抗原 ,  細胞接着分子 ,  バイオマーカー ,  *μ受容体 ,  配位子効果 ,  MDA-MB-231細胞 ,  腫瘍血管新生 ,  シグナル伝達 ,  *トリプルネガティブ乳房腫瘍 ,  CD31抗原 ,  ネズミ亜目 ,  窒素複素環化合物 ,  フェノール類 ,  酸素複素環化合物 ,  架橋化合物 ,  モルフィナンアルカロイド ,  芳香族縮合化合物 ,  ジオール
準シソーラス用語： 細胞情報伝達 ,  *トリプルネガティブ乳癌 ,  PECAM1

分類 (2件)： 腫ようの化学・生化学・病理学  (GE02030N) ,  たんでき性鎮痛薬・麻薬の基礎研究  (GW03080Z)

物質索引 (1件)： モルフィン硫酸塩

タイトルに関連する用語 (5件)： モルフィン ,  腫瘍血管新生 ,  促進 ,  乳癌 ,  亢進