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J-GLOBAL ID:201602200692277771   整理番号:16A0271832

静岡県内浦湾における中層網式母藻移植によるガラモ場回復の試み

A Trial of Restoration of a Sargassum Forest by Transplanting Thalli with a Suspended Net in Uchiura Bay, Shizuoka Prefecture
著者 (7件):
資料名:
巻: 52  号:ページ: 177-184  発行年: 2016年02月15日 
JST資料番号: F0449B  ISSN: 0916-7617  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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静岡県内浦湾では南岸の岩礁域でガラモ場が衰退し,ガンガゼ Diadema setosumの高い被食圧が磯焼けの持続原因になっている。平沢地先に造成された人工海水浴場でマメタワラを優占種とするガラモ場が形成されるが,毎年海水浴の妨げにならぬよう刈り取られている。本研究ではこの刈り取られるマメタワラ Sargassum piluliferumを母藻として,大量の母藻を移植できる中層網方式による幼胚供給を行い,ガラモ場の再生を試みた。その結果,2009年4月と5月に防護区の内側と外側に移植したマメタワラ母藻は急速に伸長し,ほぼ全ての藻体が6月には海面に達した。6月下旬に成熟し,幼胚が付着した雌性生殖器托も確認できた。母藻は7月には全て消失した。防護区内に出現したマメタワラは8月~2010年1月は平均藻長が1cm程度で成長しなかったが,4月以降急速に成長して5月に平均全長約60cm,最大180cmに成長した。防護区内に侵入したガンガゼは4~5月に1735個体あったので新たにウニフェンスを設置して防護を強化した結果,7月までは侵入を抑制できた。さらに8月にフェンスを二重にして侵入を防いだ。ガンガゼ以外の大型植食動物はギンタカハマ,ウラウズガイ,アカウニなどで,マメタワラ以外に出現した海藻はミル,オキツノリ,マクサ,ウミウチワなどであった。
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分類 (3件):
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増養殖設備  ,  水産土木  ,  海藻類 

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