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J-GLOBAL ID：201602200735374008   整理番号：16A0058996

水蒸気の凝縮熱を利用した環境保全型水稲種子消毒装置の開発(第2報)-モデル予測制御に基づく制御手法の開発-

Development of an Environment-friendly Disinfection Device for Rice Seed Using Steam Condensation Heat: (Part 2)-Development of Operation and Control Method Using Model Predictive Control-

著者 (5件)： 野田崇啓 (農研機構 生物系特定産業技術研究支援セ) ,  日高靖之 (農研機構 生物系特定産業技術研究支援セ) ,  伊與田浩志 (大阪市大 大学院工学研究科) ,  中村透 (山本製作所) ,  軽部勇希 (山本製作所)
資料名： 農業食料工学会誌  (Journal of the Japanese Society of Agricultural Machinery and Food Engineers)
巻： 78  号： 1  ページ： 95-105  発行年： 2016年01月01日 
JST資料番号： G0975A  ISSN： 2188-224X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 筆者らは前報において,開発した水稲種子消毒装置は,穀温測定法に準じて測定した加熱直後の種子温度(以下,T_fin)を75±1°Cに設定することで,発芽率を維持したまま温湯浸漬法と同等以上の病害防除効果が得られることを明らかにした。そこで本報では,開発機でT_finを管理するプロセス制御の構築を目的に,モデル予測制御技術の開発,具体的には,開発機の運転状況からT_finを予測する回帰モデルを作成し,その精度を評価した。その結果,気流の湿度や加熱時間などの運転条件を説明変数とした重回帰モデルは,T_fin=66.0~82.7°Cの予測範囲において,標準誤差0.5°C以内でT_finを予測できることを示した。これより,作成したモデルは装置の運転制御に活用できる見通しを得た。(著者抄録)

シソーラス用語： *水稲 ,  殺菌 ,  種子予措 ,  *加熱殺菌 ,  *水蒸気 ,  凝縮 ,  *プロセス制御 ,  *種子消毒

分類 (1件)： 稲作  (FC03020C)

引用文献 (23件)：

• Fortuna, L., Graziani, S., Rizzo, A., Xibilia, M. G., 2007. Soft Sensors for Monitoring and Control of Industrial Processes. Springer, 22.
• 藤田 穣,中村恵子,鈴木俊太郎,2011.モデル予測制御の機械制御への適用.Journal of IHI technologies,51 (2),33-37.
• 平田健太郎,久保田靖之,2012.加圧炊飯プロセスの数理モデル化に関する検討.システム制御情報学会論文誌,25 (6),152-161.
• 岩垂光宏,上野将樹,服部泰治,足立修一,2010.ディーゼルエンジン吸気システムのモデリングとモデル予測制御による制御系設計.計測自動制御学会論文集,46 (8),456-462.
• 伊與田浩志,一色翔悟,井上 保,山形純子,2012.球状湿潤材料の温度測定による過熱水蒸気と空気混合比の簡易測定(高温高湿度域に拡張した断熱冷却線に基づく推算).日本機械学会論文集B編,78 (790),103-114.

タイトルに関連する用語 (7件)： 水蒸気 ,  環境保全 ,  水稲 ,  種子消毒 ,  開発 ,  モデル予測制御 ,  制御手法