文献

J-GLOBAL ID：201602200935398343   整理番号：16A0292336

クリーンエネルギー自動車のポートフォリオ多目的最適化モデル

著者 (2件)： 大澤潤 (慶応大 大学院システムデザイン・マネジメント研究科) ,  中野冠 (慶応大 大学院システムデザイン・マネジメント研究科)
資料名： エネルギー・資源  (Energy and Resources)
巻： 37  号： 2  ページ： 146  発行年： 2016年03月10日 
JST資料番号： Z0986A  ISSN： 0285-0494  CODEN： ENESEB  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,クリーンエネルギー自動車(CEV:電気自動車,燃料電池自動車等)の普及による国内産業への経済的影響を考慮するとともに,産業・消費者・環境という複数側面の利害関係を反映したポートフォリオ多目的最適化モデルを構築した。多目的最適化モデルは,目的関数を産業・消費者・環境の効用の合計値とし,制約条件をCO₂排出量,導入コストとする制約法により最適化問題を解法することで,対象年における最適な車種別販売台数を算出する。また各効用に重み(効用の重要度)を設定し,重みを任意に変化させることにより各効用の重要度に応じた最適ポートフォリオを算出することができる。構築した最適化モデルを用い,各効用の重みを変化させ,3つの視点(産業面の効用重視,消費者面の効用重視,環境面の効用重視)ごとの最適化ポートフォリオ算出を,行った。その結果,最適ポートフォリオは産業・消費者・環境のどの効用に重点を置くかにより大きく異なっており,3側面を踏まえた普及政策の重要性を示している。

シソーラス用語： *自動車 ,  電気自動車 ,  燃料電池自動車 ,  *最適化 ,  *ポートフォリオ ,  *原価 ,  *二酸化炭素排出量 ,  モデル ,  効用関数 ,  *販売 ,  最適化問題 ,  目的関数
準シソーラス用語： *クリーンエネルギー自動車 ,  *ポートフォリオ最適化 ,  *多目的最適化 ,  *導入コスト ,  *最適化モデル ,  効用

分類 (1件)： エネルギーに関する技術・経済問題  (LA01050V)

タイトルに関連する用語 (4件)： クリーンエネルギー自動車 ,  ポートフォリオ ,  多目的最適化 ,  モデル