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J-GLOBAL ID:201602201109078770   整理番号:16A0274395

酪農廃棄物からのエタノールの効率的生産のための新規な細胞工場

A novel cell factory for efficient production of ethanol from dairy waste
著者 (5件):
資料名:
巻:号: Feb  ページ: 9:33 (WEB ONLY)  発行年: 2016年02月 
JST資料番号: U7022A  ISSN: 1754-6834  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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【背景】エタノールや他の液体燃料を生産するための持続可能で経済的に成立可能な方法は,化石燃料供給が限定されていることとその使用に伴う環境的結果から,ますます問題になってきている。燃料化合物の微生物生産に多くの関心が集まり,非食用植物バイオマス原料を使うバイオプロセスを開発することに大部分の焦点が絞られている。そのような原料を成分の糖に分解するために必要な酵素の高いコストの問題と,前処理中に生成される種々の反応抑制剤による問題は,コスト効率の良い処理法を確立するために取り組む必要のある2つの挑戦である。多くの産業,とりわけ食品関連分野では,炭水化物および/あるいは他の栄養物に富む廃棄物の流れがあり,これらはそのようなバイオプロセスの代替え原料になり得る。酪農産業は好例であり,そこではチーズホエーやそれから処理された種々の形態のものが生成される。それらの富栄養的な特性から,これらの基質は微生物生産のための原料として特に適している。【結果】本研究では残留ホエー透過物(RWP)に含まれるラクトースから,炭素の流れがラクテートではなくエタノールに向かうようにして,ラクトース異化を乳酸連鎖球菌株(MG1363Δ3ldh,Δpta,ΔadhE,pCS4268)に導入することにより,唯一の発酵生成物としてエタノールを生産する乳酸連鎖球菌株を製造した。RWPによる成長とエタノール産生を達成するために,本研究ではコーンスティープリカー加水分解産物(CSLH)を窒素源として加えた。その結果,力価41g/Lで供給回分方式を用いた理論的最大値の70%に達する収率でエタノールを効率よく生産することができた。工業廃棄物の流れからの低コスト媒体と,高効率の細胞工場の組み合わせにより,この開発した処理過程は工業的に興味深いものとなるであろう。【結論】乳酸連鎖球菌と安価な再生可能原料を用いたエタノール生産過程を開発した。その結果,酪農産業(RWP)及びトウモロコシ製粉産業(CSLH)からの廃棄物のエタノールへの持続可能微生物変換を達成することが出来ることが実証され,開発した過程は商業的な実現にむけて大きな可能性があることが示された。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
分類
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生物燃料及び廃棄物燃料 
タイトルに関連する用語 (4件):
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