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J-GLOBAL ID:201602201303371560   整理番号:16A0168130

ヒトとウサギプリオン蛋白質のオリゴマ化に及ぼすCu~(2+)-結合の異なる効果【Powered by NICT】

Distinct effects of Cu(2+)-binding on oligomerization of human and rabbit prion proteins
著者 (7件):
資料名:
巻: 47  号: 10  ページ: 842-850  発行年: 2015年 
JST資料番号: C2551A  ISSN: 1672-9145  CODEN: ABBSC2  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オーストラリア (AUS)  言語: 英語 (EN)
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細胞プリオン蛋白質(PrP~C)は細胞表面Cu~(2+)-結合糖蛋白質の一種である。PrP~Cのオリゴマ化は伝染性海綿状脳症(TSE)に寄与している。Cu~(2+)はPrP~Cのオリゴマ化において重要な役割を果たしており,TSE疾患の病理的過程に関与する。Cu~(2+)結合はTSE感受性ヒトPrP~C(HuPrP~C)とTSE耐性ウサギPrP~C(RaPrP~C)のオリゴマ化に対して異なる影響を有すると期待される。しかし,異なる影響の詳細はわかっていない。本研究で,著者らはH uPrP~C(91-230)とラプープ~C(91-228)とCu~(2+)の相互作用を等温滴定熱量測定により,両PrPのオリゴマ化に及ぼすCu~(2+)結合の効果を比較した。Cu~(2+)の測定された解離定数(K_d)はH uPrP~C及び21.1±3.1μM,11.1±2.1μMであったラプープ~CCu~(2+)結合はラプープ~Cのそれよりも有意にH uPrP~Cのオリゴマ化を促進する遠紫外円偏光二色性分光法実験はCu~(2+)結合はラプープ~Cに比較してH uPrP~Cのより大きな二次構造変化および増加よりβ-シート含有量を誘導することを示した。さらに,尿素誘発変性遷移実験はCu~(2+)結合はラプープ~Cのそれよりもより明確にHuPrP~Cの立体配座安定性が低下することを示した。これらの結果はラプープ~CはCu~(2+)に低感受性を有し,Cu~(2+)誘導TSE疾患のリスクを弱める可能性があることを示唆した。本研究では,PrP~CのCu~(2+)触媒によるオリゴマ化に光を当てると,ウサギのTSE抵抗をさらに理解するために役立つと考えられる。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST【Powered by NICT】
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, 【Automatic Indexing@JST】
分類 (2件):
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生物学的機能  ,  細胞生理一般 
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