文献

J-GLOBAL ID：201602201422913656   整理番号：16A0053181

方位方向磁場を課したTaylor-Couette流における磁気回転乱流への遷移

Transition to magnetorotational turbulence in Taylor-Couette flow with imposed azimuthal magnetic field

著者 (4件)： GUSEVA A (Friedrich-Alexander Univ. Erlangen-Nuernberg, DEU) ,  WILLIS A P (Univ. Sheffield, Sheffield, GBR) ,  HOLLERBACH R (Univ. Leeds, Leeds, GBR) ,  AVILA M (Friedrich-Alexander Univ. Erlangen-Nuernberg, DEU)
資料名： New Journal of Physics (Web)  (New Journal of Physics (Web))
巻： 17  号： Sept  ページ： 093018 (WEB ONLY)  発行年： 2015年09月 
JST資料番号： U7017A  ISSN： 1367-2630  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 磁気回転不安定性(MRI)は宇宙物理の降着円盤における乱流と運動量輸送の強力な源と考えられているが,その働きの証拠を観測で得ることはチャレンジングである。最近,外部から課された軸性および方位方向の磁場を有するTaylor-Couette流の実験室での実験は,不安定開始近くでのMRIの運動学的および動力学的な性質を明らかにした。線形安定性解析との良い一致が見出されたが,MRIの乱流への遷移と輸送的性質についてはほとんど知られていない。本報では,方位方向磁場を課されたMRIの数値的研究について報告した。Talor-Couette層流が超臨界Hopf分岐を経て,方位方向に回転し軸方向に定在する波に対して不安定になることを示した。この流れは,その後サブクリティカルでサブハーモニックなHopf分岐によって媒介される時空間欠陥へのカタストロフィックな遷移を特徴としてもつ。著者等の結果はPROMISE実験と定量的に一致し,劇的にそれらの信頼できるパラメータ領域を拡大した。Reynolds数の増大に連れて欠陥が累積し乱流に成長するが,それにも関わらず運動量輸送は弱くスケールすることを見出した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *降着円盤 ,  マクロ不安定性 ,  粘性流 ,  乱流 ,  外部磁場 ,  輸送 ,  シミュレーション ,  Hopf分岐 ,  超臨界 ,  計算機シミュレーション
準シソーラス用語： *磁気回転不安定性 ,  *Taylor-Couette流 ,  方位方向磁場 ,  運動量輸送 ,  数値シミュレーション ,  MHDシミュレーション

分類 (2件)： 恒星  (DB05000P) ,  層流,乱流,境界層  (BC02030C)

タイトルに関連する用語 (6件)： 方位 ,  磁場 ,  Taylor-Couette流 ,  磁気 ,  乱流 ,  遷移