抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
欧州自動車メーカー各社は製品開発におけるモジュラー化への取組みを推進し,その成果-商品を2012年頃から発売して いる。これら新プラットフォーム戦略の内,中堅メーカーであるPSAとボルボの取組みを概観した。1)モジュラー化への 取組み:PSAグループのEMP(Efficient Modular Platform)2,ボルボのSPA(Scalable Product Architecture)とVEA(Volvo Engine Architecture),EMP2とSPAの意義と共通点,2)モジュラー化推進の要因:ダウンサイジングターボ技術を活用したエンジンラインナップの整理,PSAのエンジンラインナップの整理と小型化,VEAを通じたエンジンラインナップの整理,エンジン小型化とボディ構造のモジュラー化,駆動方式の前輪駆動への統一,3)モジュラー化が引き起すアーキテクチャの多様化。 自動車産業は,設計の対象となる自動車そのもののアーキテクチャについて,各主体が能動的判断に基づき開発することが求められる。モジュラー度の高いアーキテクチャの競争優位が認められれば,インテグラル・アーキテクチャの製品として自動車を開発するメーカーは,アーキテクチャの変更か,自社のアーキテクチャを維持したままでの競争か,退出かの選択を迫られる。