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J-GLOBAL ID:201602201791810100   整理番号:16A0307981

東北・北海道における最終氷期以降のブナ林の拡大

Expansion of beech forest in Tohoku and Hokkaido since Last Glacial.
著者 (1件):
資料名:
巻: 57  号:ページ: 69-74  発行年: 2015年12月25日 
JST資料番号: G0591A  ISSN: 0388-8673  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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最近の研究成果に基づき,東北地方から北海道における最終氷期以降のブナの地史的変遷についてレビューした。花粉分析の結果に基づけば,東北地方北部においても晩氷期以降ブナ属花粉が有意に出現する地点があり,また針葉樹の減少と同時にコナラ属と同調してブナ属花粉が増加する地点は,最終氷期末期にはブナが存在したと考察した。北海道におけるブナの北上は,最近記載された分布北限域の外側の孤立したブナ林の研究や生育適地の研究から,半島脊梁地域を中心に北上した可能性を指摘した。また,北海道に最終氷期の逃避地が存在したとすると日本海側南部(松前半島)であったに違いない。(著者抄録)
シソーラス用語:
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分類 (2件):
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森林生物学一般  ,  生態系 
引用文献 (59件):
  • 崔基龍・日比野紘一郎(1985)福島県宮床大谷地湿原における花粉分析的研究.宮城県農業短期大学学術報告33:81-82.
  • Clark, J.S., Fastie, C., Hurtt, G., Jackson, S.T., Johnson, C., King, G.A.,Lewis, M., Lynch, J., Pacala, S., Prentice, C., Schupp, E.W., WebbIII, T. and Wyckoff, P. (1998) Reid’s paradox of rapid plant migration.BioScience 48:13-24.
  • 鴈澤好博・柳井清治・助川剛・古森康晴(1992)西南北海道亀田半島の更新世後期-完新世火山の火山噴火史-駒ケ岳火山-恵山火山-濁川カルデラ-銭亀沢火山のテフロクロノロジー-.松本征夫教授記念論文集,347-357.
  • 萩原法子・矢野牧夫(1994)渡島半島におけるブナ林の北限到達年代.北海道開拓記念館研究年報22:1-9.
  • 日比野紘一郎・守田益宗・宮城豊彦・八木浩司(1991)山形県川樋盆地における120000年B.P.以降の植生変遷に関する花粉分析的研究.宮城農業短期大学学術報告39:35-49.
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