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J-GLOBAL ID:201602201962371356   整理番号:16A0153435

暑熱ストレス評価法の確立および暑熱ストレス軽減化手法の開発による家畜生産効率向上に関する試験(第5報)-暑熱期におけるバイパスナイアシン給与下での受精卵移植の検討-

著者 (4件):
資料名:
号: 51  ページ: 19-22  発行年: 2015年 
JST資料番号: Y0259A  ISSN: 0912-3776  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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前回,暑熱期における繁殖性の低下を改善するため,バイパスナイアシンの暑熱期の給与により,卵子の品質低下を抑制させ,人工授精の受胎率の改善効果が認められた。そこで,今回はバイパスナイアシン給与による受精卵移植(ET)への効果について検討した。県内の畜産農家で飼養され暑熱期にET予定である黒毛和種繁殖雌牛(黒毛和種)8頭およびホルスタイン種搾乳牛(ホルスタイン種)7頭をバイパスナイアシンの給与の有無により,給与区および無給与区に区分した。給与区はバイパスナイアシン50g/頭を暑熱期の約3カ月間(7~9月),毎朝給与した。両区とも発情同期化プログラムを用い,9月下旬に一斉にETを実施した。試験期間中の不快指数(THI)は,一般に暑熱の影響が始まり出すTHI72を上回った(75.4±3.75)。非暑熱期と暑熱期における開花黄体期の黄体面積は,黒毛和種で無給与区が給与区より,暑熱期における黄体面積の低下が著しかった。また,非暑熱期の開花黄体期の濃度と比べ,移植日(暑熱期の開花黄体期)の血中プロジェステロン濃度は,黒毛和種において給与区で非暑熱期の開花黄体期と同等の濃度を示した。給与区および無給与区の受胎率は,黒毛和種では給与区(75%)が無給与区(25%)に比べ高かった。また,ホルスタイン種では給与区(25%)のみが受胎した。暑熱期にバイパスナイアシンを給与した黒毛和種は,同期における黄体面積や血中プロジェステロン濃度の低下が認められず,非暑熱期と同等の値を示し,受胎率の低下も見られなかった。これは,バイパスナイアシンの給与により,暑熱期の体温上昇を抑制し,暑熱ストレスが軽減されたため,卵巣細胞のホルモン応答性やプロジェステロンの産生を非暑熱期と同等のレベルに維持でき,その結果,受胎率を高めたものと示唆された。(著者抄録)
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
牛  ,  繁殖管理  ,  特殊飼料 

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