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J-GLOBAL ID：201602202046530950   整理番号：16A0241890

T細胞のシグナル伝達ネットワークへのイオンチャンネルの配置:成熟している胸腺細胞から健常Tリンパ球または白血病性Tリンパ芽球へ

Placing Ion Channels into a Signaling Network of T Cells: From Maturing Thymocytes to Healthy T Lymphocytes or Leukemic T Lymphoblasts

著者 (6件)： DOBROVINSKAYA Oxana (Univ. Colima, COL, MEX) ,  DELGADO-ENCISO Ivan (Univ. Colima, COL, MEX) ,  QUINTERO-CASTRO Laura Johanna (Univ. Colima, COL, MEX) ,  BEST-AGUILERA Carlos (Hospital General de Occidente, JAL, MEX) ,  ROJAS-SOTELO Rocio Monserrat (Hospital General de Occidente, JAL, MEX) ,  POTTOSIN Igor (Univ. Colima, COL, MEX)
資料名： BioMed Research International (Web)  (BioMed Research International (Web))
巻： 2015  号： Pharmacology  ページ： 750203 (WEB ONLY)  発行年： 2015年 
JST資料番号： U7008A  ISSN： 2314-6133  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： T白血病誘発は多段階プロセスであり,ここでは,T細胞成熟中の遺伝的エラーによって,健常な前駆細胞が,分化能力を失っているが,増殖,自己再生および遊走の高い潜在力を有する白血病性前駆体へ変換される。新たな誤った「白血病誘発性」シグナル伝達ネットワークは,(1)T細胞の発達の決定段階に関与するが,転座または変異によって調節解除された遺伝子,(2)通常はT細胞の発達に加わらないが,上方制御される遺伝子,および(3)差次的に発現される遺伝子と強く相互に結びつくようになる非差次的発現遺伝子,がコードする3種類の参加者で構成されるように思われる。3つのグループはそれぞれ,イオンチャネルをコードする遺伝子を含有する可能性があると思われる。T細胞において,イオンチャネルは細胞周期の進行,分化,活性化,遊走および細胞死の調節に関与している。本レビューでは,T細胞新生物を推進する,様々な遺伝的欠陥と,カルシウムシグナル伝達およびイオンチャンネルとの関係を明らかにしようとしている。著者らは,様々なタイプのT細胞白血病における種々のイオンチャネルの調節の変化が,自己再生能力を維持し,分化を抑止し,増殖を誘導し,そして運動性を高めるのに都合のよい細胞内のイオン微小環境を提供する可能性があることを提案する。

シソーラス用語： *T細胞 ,  *イオンチャンネル ,  細胞周期 ,  細胞分化 ,  細胞移動 ,  細胞死 ,  *細胞情報伝達 ,  *T細胞性白血病 ,  細胞生理 ,  *芽細胞 ,  胸腺細胞 ,  ヒト
準シソーラス用語： *カルシウムシグナル伝達 ,  *リンパ芽球 ,  細胞周期進行 ,  細胞遊走 ,  腫瘍微小環境

分類 (3件)： 発癌機序・因子  (GE02020C) ,  細胞膜の輸送  (EF04020R) ,  血液の腫よう  (GK04000M)

タイトルに関連する用語 (8件)： T細胞 ,  シグナル伝達ネットワーク ,  イオンチャンネル ,  成熟 ,  胸腺細胞 ,  Tリンパ球 ,  白血病 ,  リンパ芽球