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J-GLOBAL ID：201602202065826860   整理番号：16A0273008

実船の波浪中船速低下を直接計測する水槽試験法の開発

Development of a Methodology on Tank Model Test Measuring Speed Drop of Actual Ship under Waves

著者 (4件)： 北川泰士 (国立研究開発法人 海上技術安全研究所) ,  谷澤克治 (国立研究開発法人 海上技術安全研究所) ,  塚田吉昭 (国立研究開発法人 海上技術安全研究所) ,  上野道雄 (国立研究開発法人 海上技術安全研究所)
資料名： 日本船舶海洋工学会論文集  (Journal of the Japan Society of Naval Architects and Ocean Engineers)
巻： 22  ページ： 21-34 (J-STAGE)  発行年： 2015年 
JST資料番号： G0242B  ISSN： 1880-3717  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： EEDIの機能要件化に伴い,船舶の実海域推進性能向上を目的とした研究開発の気運が近年高まっている。EEDI計算時には波浪中速力低下係数を求める必要がある。本研究では波浪中船速低下などの実海域推進性能を水槽模型試験で直接計測することができる水槽試験法“船速相似法”を開発し,規則波中速力試験を実施してその有用性を示した。具体的には以下の通りである。1)実船主機の応答特性を水槽模型試験で再現する手段として,Bondarenkoが提案した主機応答特性数学モデルを実装した主機特性自航装置を開発し,負荷に対する実船主機の挙動が再現されていることを波浪中曳航試験の結果より確認した。2)著者らが開発した補助推力装置を併用し,摩擦修正量を与えた状態の模型船と実船の船速の関係性について考察することで主機特性自航装置へ入力するプロペラトルクおよび回転数を実船相当に補正する方法を提案し,模型船の船速を同外乱下の実船の船速とフルード相似則に基づいて合理的に相似にする水槽試験法“船速相似法”を開発した。3)船速相似法を用いた規則波中自由航走速力試験を実施して,従来のプロペラ回転数一定制御による計測結果との比較および数値計算による予測結果との比較を行った。そして,複雑な主機応答が水槽模型試験で得られたことを分析しつつ,船速相似法を用いることで実船推進性能を水槽模型試験で直接計測できることを示した。

シソーラス用語： *波浪 ,  *船舶 ,  速度 ,  減少 ,  計測 ,  推進性能 ,  抵抗 ,  計算流体力学 ,  規則波 ,  数学モデル ,  内燃機関 ,  特性 ,  *水槽試験

分類 (2件)： 船舶性能  (QJ02010Q) ,  その他の特殊貨物船  (QJ05014B)

タイトルに関連する用語 (6件)： 船 ,  波浪 ,  船速 ,  直接計測 ,  水槽試験 ,  開発