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J-GLOBAL ID：201602202258581210   整理番号：16A0103124

細菌感染の過程でマクロファージのミトコンドリアにHOClが出現できることが高感度なミトコンドリア標的化蛍光プローブより示される

HOCl can appear in the mitochondria of macrophages during bacterial infection as revealed by a sensitive mitochondrial-targeting fluorescent probe

著者 (6件)： ZHOU Jin (Beijing National Lab. for Molecular Sciences, Key Lab. of Analytical Chemistry for Living Biosystems, Inst. of ...) ,  LI Lihong ,  SHI Wen ,  GAO Xinghui ,  LI Xiaohua ,  MA Huimin
資料名： Chemical Science (Web)  (Chemical Science (Web))
巻： 6  号： 8  ページ： 4884-4888  発行年： 2015年08月14日 
JST資料番号： U7042A  ISSN： 2041-6539  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 自然免疫系の重要な細胞であるマクロファージは,細菌と戦うために細胞質に大量のHOClを産生することができる。最近の研究により,マクロファージのミトコンドリアは抗菌応答において重要な役割を演じていることが示唆されている。しかしながら,適切な研究方法がないことから,細菌感染の過程でミトコンドリアにHOClが存在するかどうかは不明である。本論文では,ミトコンドリアを標的とする蛍光性HOClプローブを開発し,共焦点蛍光イメージングと組み合わせることにより,細菌感染過程でHOClがマクロファージ(Raw264.7細胞)のミトコンドリアに出現できることを,非食細胞および阻害剤を用いた対照実験により確認しながら,初めて示した。さらに,開発したプローブは,正確なミトコンドリア標的化能,迅速な反応および高い選択性と感度(検出限界9nM)を示したことから,細胞内ミトコンドリアの生物学的機能のさらなる解明に用いられることが期待される。Copyright 2016 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST

シソーラス用語： *次亜塩素酸 ,  *細菌感染 ,  *マクロファージ ,  *ミトコンドリア ,  プローブ ,  光学的性質 ,  特性 ,  ターゲティング ,  蛍光測定 ,  RAW264.7細胞
準シソーラス用語： *蛍光イメージング ,  *蛍光プローブ ,  標的化 ,  分光特性

分類 (2件)： 分析試薬  (CC02030D) ,  有機化合物・錯体の蛍光・りん光(分子)  (BH06062I)

物質索引 (1件)： トリフェニル[4-[4-[3′-オキソ-6-(ジエチルアミノ)スピロ[9H-キサンテン-9,1′(3′H)-ベンゾ[c]チオフェン]-3-イル]ピペラジン-1-イル]ブチル]ホスホニウム

タイトルに関連する用語 (8件)： 細菌感染 ,  過程 ,  マクロファージ ,  ミトコンドリア ,  HOCl ,  高感度 ,  ミトコンドリア標的化 ,  蛍光プローブ