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J-GLOBAL ID:201602202327038973   整理番号:16A0003626

雌雄異株Ficus benguetensisのフェノロジーにおける有性の分化および相利共生のためのその因果関係

Sexual specialization in phenology in dioecious Ficus benguetensis and its consequences for the mutualism
著者 (4件):
資料名:
巻: 56  号: Nov  ページ: 56:32 (WEB ONLY)  発行年: 2015年11月 
JST資料番号: U7007A  ISSN: 1999-3110  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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背景。ポリネーターあるいはディスパーサーとの遭遇の可能性および時期を最適化するために,生殖イベントのタイミングは,受粉および種子飛散における成功と関連する生態学的研究の中心となった。相利共生パートナー間の生物学的周期は互いに深く依存し,世代を越えて絡み合うので,必須の植物-昆虫類相互作用,特にイチジク属-イチジクコバチ相利共生は,微調整された遭遇最適化の顕著な例を提供する。イチジク開花フェノロジーがイチジク属-イチジクコバチ相利共生の維持に重要であるにもかかわらず,これまで,雌雄異株のイチジクの木の生物季節学的進化を形づくる選択の力はほとんど注目されなかった。台湾北部でFicus benguetensis集団の2年の調査を実施することにより,環境要因あるいは他の選択圧が雌雄イチジクの木のフェノロジーを形づくるかどうか調べた。結果。気候要因よりもむしろ,相利共生的に受粉するハチおよび種子ディスパーサーによる制約は,主としてF.benguetensisにおけるイチジクフェノロジーおよびアロメトリーを形成するように思われた。本稿では,雌雄異株イチジクの木における新規の有性分化,すなわちイチジク生産の位置を同定した。イチジクとその必須ポリネーターとの間の相利共生的対立が減少するのに対し,木の幹における連続的雄性イチジク生産は,受容的イチジクのより迅速な局所化を通して受粉イチジクコバチの生存を増大可能であると提案された。一方,雌性樹木では,イチジク生産は夏に大きく葉の樹冠の枝条に位置し,種子飛散および発芽により関連があるように思われた。結語。雌雄異株イチジクのアロメトリーおよびフェノロジーにおける変異の同定は,雌雄同株および雌雄異株種がどのように相利共生的対立を解決するのか,イチジク樹木の雌雄異株の出現に価値ある洞察を提供した。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
果樹  ,  異種生物間相互作用  ,  昆虫・ダニによる植物被害 

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