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J-GLOBAL ID：201602202388893329   整理番号：16A0145549

岩木川下流域の環境管理手法に関する研究

Study on the Environmental Management Approach in the Lower Reaches of Iwaki River

著者 (4件)： 伊藤将文 (リバーフロント研) ,  岩田直人 (リバーフロント研) ,  山西陽子 (リバーフロント研) ,  坂之井和之 (リバーフロント研)
資料名： リバーフロント研究所報告(CD-ROM)  (Report of Japan Riverfront Research Center (CD-ROM))
号： 26  ページ： 1-8  発行年： 2015年09月04日 
JST資料番号： L4833B  ISSN： 2758-4836  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 岩木川下流部の広大なヨシ原は,全国的にも貴重なオオセッカの生息地であり,その重要性が指摘されている。しかしながら,火入れによる煙灰害の影響を考慮して2006年以降,ヨシ原に火入れが行われておらず,ヨシの生育状況の変化に伴うオオセッカ等,貴重種の生息環境への影響が危惧されている。また,河口に位置する十三湖は汽水湖で,ヤマトシジミをはじめ,汽水・海産魚類の他,淡水性の魚類も多く,湖岸はオオワシ,オジロワシの採餌場と,オオハクチョウやガン・カモ類等の渡り鳥の越冬場所となっているなど豊かな自然環境を有している。本稿では,このような岩木川下流における生態環境に配慮した維持管理計画を策定するための基礎的な検討を行い,岩木川下流部の良好な生物の生息・生育場の将来的な維持・保全に資するため,ヤマトシジミの生息環境及びヨシ原の環境維持を目的として,十三湖の水質及び岩木川高水敷への樹木侵入の状況監視手法を提案した。(著者抄録)

シソーラス用語： 河川 ,  青森県 ,  秋田県 ,  *河川流域 ,  湿地 ,  草原 ,  ラグーン ,  湖沼 ,  汽水湖 ,  シジミチョウ科 ,  鳥類 ,  越冬 ,  *環境保全 ,  樹木 ,  *維持管理
準シソーラス用語： ヤマトシジミ ,  ヨシ原 ,  下流域 ,  *岩木川 ,  *湖沼管理 ,  *十三湖 ,  渡り鳥

分類 (4件)： 環境問題  (SA01020V) ,  生態系  (EE01040P) ,  自然保護  (SB06000L) ,  環境汚染一般  (SB01000C)

引用文献 (4件)：

• 岩木川水系河川整備計画(大臣管理区間),国土交通省東北地方整備局,平成19 年3 月
• 平成24 年度 岩木川下流生態環境調査検討業務 報告書,国土交通省 東北地方整備局 青森河川国道事務所,2012 年3 月
• 宍道湖におけるヤマトシジミCorbicula japonica prime と環境との相互関係に関する生理生態学研究, 島根県水産試験場研究報告 第9 号
• 河川における外来種対策の考え方とその事例(改訂版) 【中津川】,外来種影響・対策研究会編集,(財) リバーフロント整備センター発行,2008 年12 月

タイトルに関連する用語 (5件)： 岩木川 ,  下流域 ,  環境管理 ,  手法 ,  研究