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J-GLOBAL ID:201602202391848130   整理番号:16A0299359

中国揚子江デルタにおけるエアロゾル光散乱に対する相対湿度の影響に関する観測

Observations of relative humidity effects on aerosol light scattering in the Yangtze River Delta of China
著者 (11件):
資料名:
巻: 15  号: 14  ページ: 8439-8454 (WEB ONLY)  発行年: 2015年07月 
JST資料番号: U7039A  ISSN: 1680-7316  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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エアロゾル粒子による日射の散乱は,吸湿性粒子が相対湿度(RH)の増加に伴って水を吸収するので,RHに大きく依存する。光散乱特性と放射強制に対するエアロゾル吸湿成長の影響に関する良好な知見を得るために,40~90%の範囲のRHにおけるエアロゾル散乱係数を,2013年の中国,揚子江デルタの加湿比濁計システムを用いて測定した。加えて,エアロゾル粒度分布と化学組成も測定した。観測期間中,散乱係数(f(85%)),後方散乱係数(fb(85%))及び半球後方散乱率(fβ(85%))に対するRH=85%における強化因子の平均値と標準偏差は,RHが40から85%に増加すると,それぞれ1.58±0.12,1.25±0.07及び0.79±0.04で,エアロゾル散乱係数と後方散乱係数は58と25%増加した。同時に,エアロゾル半球後方散乱率は21%減少した。PM1内の有機物(OM)または無機物の相対量は,f(RH)の大きさを決定する主要因であることが分かった。f(RH)の最高値は,OMの割合が小さいエアロゾルに対応し,その逆も真であった。微粒子内のNO3-の相対量はf(85%)と強く相関し,この研究期間中にNO3-がエアロゾル吸湿性成長に重要な役割を果たした事を示唆した。硝酸塩の質量分率もまた,保湿図の曲率と密接な関係を有し;硝酸塩の高質量分率は,最小曲率を有する保湿図と関連した。エアロゾル吸湿成長は,40%RHにおける強制と比較して,85%RHで計算したエアロゾルの直接放射強制における47%の増加をもたらした。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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放射,大気光学 

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