抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
多くの消費者が食事からグルテンを安心して除けるようになり,食品加工業者は美味しいグルテンフリー食品を作るために多数の原料が選べるようになった。2014年のアメリカにおけるグルテンフリー食品の市場は2年間に63%伸びて88億ドルの規模になった。グルテン摂取で症状の出るセリアック病者,重篤及びグルテンアレルギー者はそれぞれ人口の約1%,約0.1%及び約6%であるが,約20%の人がグルテン入りの食品を避けるか,減らしており,グルテンフリー食品を食べたことのある人は38%もいる。グルテンフリーを強調する新製品導入数は北米及び中南米を中心に年々増えている。アメリカにおけるグルテンフリー食品の中心はベーカリー製品では全くなく,シリアル,乳製品,スナック食品などである。Boulder Brands,Hain-Celestial両社のグルテンフリー食品市場におけるシェアは大きくないが,Boulder Brands社の場合,80%以上がグルテンフリー食品である。その他,グルテンフリー食品を作る場合の加工,味・テクスチャー・外観,シェルフライフ及び栄養プロフィール上の問題,その問題を解決する原料として,穀類・粉体・澱粉,ハイドロコロイド・蛋白質,食物繊維,脂肪・乳化剤,酵素・防かび剤について述べたほか,FDAによるグルテンフリー食品の表示規則,消費者動向などについて記述した。