文献

J-GLOBAL ID：201602202628603609   整理番号：16A0154157

酸化ストレスの存在下での血管内皮細胞依存性弛緩の改善において,トコトリエノールの豊富なパーム油抽出物は純粋なトコトリエノールよりも効果的である

Tocotrienol Rich Palm Oil Extract Is More Effective Than Pure Tocotrienols at Improving Endothelium-Dependent Relaxation in the Presence of Oxidative Stress

著者 (2件)： ALI Saher F. (RMIT Univ., VIC, AUS) ,  WOODMAN Owen L. (RMIT Univ., VIC, AUS)
資料名： Oxidative Medicine and Cellular Longevity (Web)  (Oxidative Medicine and Cellular Longevity (Web))
巻： 2015  ページ： 150829 (WEB ONLY)  発行年： 2015年 
JST資料番号： U7012A  ISSN： 1942-0900  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 酸化的内皮機能不全は血管疾患の重要なイニシエーターである。ビタミンEは効果的な抗酸化物質であるが,血管障害を治療するためのそれを使用は失望させられている。この研究は,トコトリエノール,トコフェロールと比較してビタミンEのより豊富さが少ない構成分,が効率的に内皮細胞の機能を維持するかどうかを検討した。ヒポキサンチン/キサンチンのオキシダーゼまたはラットの大動脈によって生成される活性酸素を,ルシゲニン強化化学発光を用いて測定した。活性酸素のレベルに及ぼす,α-トコフェロール,α,δ,γ--トコトリエノールとトコトリエノールが豊富なパーム油抽出物 (トコミン) の効果について評価した。ラット大動脈の血管内皮機能は,自動酸化ピロガロールの存在下で評価した。その化合物すべてが抗酸化活性を示したが,トコトリエノールは,キサンチン/キサンチンオキシダーゼによって活性酸素が生成された時に,より効果的でした,一方トコミンとα-トコフェロールは,摘出大動脈でより効果的であったトコミンとα-トコフェロールは,酸化ストレスが存在下で,血管内皮機能を復元したが,α-,δ-,とγ-トコトリエノールは効果が無かった。トコミンの保護効果は,トコトリエノールがα-トコフェロールの存在下では複製され,存在しない時にはそれは起こらなかった。トコトリエノールが豊富なトコミンは,α-トコフェロールよりも,酸化ストレスの軽減およびラットの大動脈内皮依存性弛緩の復元では効果的であったが,α,δ,γ-トコトリエノールは,血管内皮機能を改善しなかったが,活性酸素を効果的にスカベンジした。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *酸化ストレス ,  *血管内皮細胞 ,  *症状 ,  *神経筋疾患 ,  *パーム油 ,  ビタミンE ,  血管疾患 ,  酸化防止剤 ,  キサンチンオキシダーゼ ,  ラット ,  活性酸素 ,  大動脈 ,  物 ,  自動酸化 ,  フェノール類 ,  ポリエン ,  酸素複素環化合物 ,  芳香族縮合化合物 ,  窒素複素環化合物 ,  ヒドロキシ化合物 ,  ウレア化合物 ,  第四アンモニウム ,  多価フェノール
準シソーラス用語： *弛緩 ,  トコフェロール ,  内皮機能不全 ,  抗酸化物質 ,  血管障害 ,  抽出物

分類 (2件)： 血管作用薬・降圧薬の基礎研究  (GW07040J) ,  生薬の薬理の基礎研究  (GX06020J)

物質索引 (9件)： トコトリエノール ,  ヒポキサンチン ,  キサンチン ,  ルシゲニン ,  α-トコフェロール ,  α-トコトリエノール ,  δ-トコトリエノール ,  γ-トコトリエノール ,  ピロガロール

タイトルに関連する用語 (7件)： 酸化ストレス ,  血管内皮細胞 ,  依存性 ,  弛緩 ,  トコトリエノール ,  パーム油 ,  抽出物