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J-GLOBAL ID：201602202654547687   整理番号：16A0239030

熱電発電材料・素子の高性能化の進展 ホイスラー合金系熱電材料の進展

著者 (1件)： 西野洋一 (名古屋工大 大学院工学研究科)
資料名： 金属  (Materials Science & Technology)
巻： 86  号： 3  ページ： 206-212  発行年： 2016年03月01日 
JST資料番号： F0157A  ISSN： 0368-6337  CODEN： KNZKA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 自動車用などの熱電発電システムに適する室温~600K温度域で性能の良い熱電材料として,Fe₂VAl系ホイスラー合金が注目されている。そこで本稿では,本合金系熱電材料の熱電性能のピーク温度をチューニングするための材料設計法と研究成果について紹介した。まず,本合金系熱電材料の擬ギャップ工学による熱電材料設計について解説した。この性能制御には元素部分置換の方法が有効で,V/Al組成比を僅かにずらすだけで熱電性能が向上するだけでなく,性能ピーク温度をチューニングできる。次に,具体的なV/Al非化学量論組成の効果(Fe₂V_1-xAl_1+x;x=-0.12~0.12のゼーベック係数の温度依存性と価電子濃度依存性,出力因子Pの温度依存性)を紹介した。最後に,V/Al非化学量論組成と重元素置換の複合効果(Fe₂VTa_xAl_1-x;x=0.03~0.12の出力因子Pの温度依存性,300Kにおける熱伝導性など)を紹介した。

シソーラス用語： *ホイスラー合金 ,  熱電発電 ,  *熱電材料 ,  *材料設計 ,  性能指数 ,  熱伝導率 ,  電気伝導率 ,  不定比化合物 ,  非化学量論 ,  同調 ,  輸送係数 ,  価電子 ,  温度依存性 ,  結晶構造 ,  Seebeck係数 ,  出力因子
準シソーラス用語： チューニング ,  熱電性能指数 ,  非化学量論的化合物

分類 (1件)： 熱電デバイス  (NC03090J)

タイトルに関連する用語 (5件)： 熱電発電 ,  高性能化 ,  進展 ,  ホイスラー合金 ,  熱電材料