抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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クビアカツヤカミキリ(クロジャコウカミキリ)は海外でモモ,アンズ,スモモ,サクラなどの重要害虫として警戒されている。日本では2012年に愛知県,2013年に埼玉県で被害が確認され,2016年6月以降,各地のウメ,サクラ,モモ,スモモで発生が報告されている。本種の形態と生態を解説する。本種は生態系被害防止外来種リストに記載されたが情報不足であり,迅速に分布情報を収集する必要がある。新たな発生地である群馬県館林市,東京都福生市で被害状況を調査した。両地点の調査結果を解説する。群馬県館林市への侵入は愛知県や埼玉県と同時期かそれ以前,東京都福生市は侵入初期段階と考えられた。日本への本種の侵入は中国産木材の梱包材による運び込みと推定され,物流により拡散したと考えられる。